経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
2017年秋季全国研究発表大会
セッションID: E3-3
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予稿原稿
マルチエージェントシミュレーションを用いたホテリングモデル拡張の試行
*白石 秀壽三浦 政司
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抄録
本研究では、マルチエージェントシミュレーションを用いて、ホテリングモデルを拡張することの意義を検討した上で、そのプロトタイプを提示する。ホテリングモデルは、2人の売り手の立地競争の帰結を描写したモデルであり,戦略的状況における最適化問題を解析的に解くことによって、メーカーの最小差別化や小売店の隣接を説明するのに引用されている。MASを用いてホテリングモデルを構築することによって、解析的なアプローチでは描写しえない複雑な状況をモデル化することが可能になる。とりわけ、消費者嗜好の時間変化と売り手のリポジショニングの関係や、消費者と小売業者の相互作用プロセスとしての買い物弱者問題などに広く応用可能であろう。
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© 2017 一般社団法人経営情報学会
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