主催: 一般社団法人経営情報学会
会議名: 2018年秋季全国研究発表大会
開催地: 近畿大学 東大阪キャンパス
開催日: 2018/10/20 - 2018/10/21
製品デザインは,購入意向や口コミ,支払い意向金額だけでなく,株式市場での高いリターンにも貢献する競争力の源泉である.自動車業界においても,長らくデザインは重要視されてきた.デザイン評価では,実機を用いた会場調査を実施することが多い.会場で調査する場合,実機の輸送と複数の車を展示できる規模の会場が必要となり,その費用と時間は膨大に要する.グローバル化が進んだ現在では,海外での調査も必要であり,企業にとって負担は大きい.そこで,VRが有益と考えられているが,購入意向への影響が十分に明らかにされていない.本研究では,購入意向とその理由を知覚と視聴行動から影響を評価し,VRを実用する上での条件を把握した.