主催: 一般社団法人経営情報学会
会議名: 2022年全国研究発表大会
開催地: 開志専門職大学 紫竹山キャンパス
開催日: 2022/11/12 - 2022/11/13
本稿では,デジタル技術を利活用した電力の安定供給と脱炭素を両立させる経営情報フレームワークを提案及び検証することを目的として,2016年4月以降の東京電力エリアの電力需給,気象及び卸電力市場のデータセットを用いて,最大電力需要分析モデルの構築を行った.まず,重回帰分析モデルによる各説明変数(回帰因子)に対する相関係数や回帰係数を統計的に分析した.次に,「日付」のみを説明変数とする時系列分析モデルに,再エネ・脱炭素,気象及び卸電力市場の説明変数を追加して,日最大電力需要の時系列分析を行なった.そして,デジタル技術を利活用した節電行動による需給調整の経済価値及び環境価値の試算評価を行った.