エクストリームユーザーに注目したリードユーザー特定に関する研究

抄録

製品開発において、リードユーザー法が多く採用されている。これは、製品開発をリードユーザーと呼ばれるユーザーとともに行う手法だ。このリードユーザーは、稀有な存在のため様々な探索方法が存在するが、本研究ではポジティブ・ネガティブの二種類を持つエクストリームユーザーに注目する。既存研究における、ポジティブエクストリームユーザーのみへの注目に問題意識を抱き、ポジティブとネガティブの比較を行う。研究方法は、被験者に各エクストリームユーザーへのインタビューを通じたアイデア作成を行わせ、リードユーザー探索時間とアイデアの革新性に対して比較する。結果から、企業がリードユーザー法を起用する際の知見を得る。