スポーツ精神医学
Online ISSN : 2436-1135
Print ISSN : 1349-4929
原著
アスリートの身体感覚増幅度に筋の弛緩感覚が及ぼす効果
秋葉 茂季, 立谷 泰久, 高井 秀明, 楠本 恭久
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ジャーナル オープンアクセス

2015 年 12 巻 p. 53-60

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抄録

本研究では、アスリートにおける身体感覚増幅度の傾向について調査し、さらに、漸進的筋弛緩法(以下、PMR)の継続によって得られる筋の弛緩感覚(以下、弛緩感覚)の変化が身体感覚増幅度に及ぼす影響について明らかにすることを目的とした。調査では、アスリート(男子73名、女子15名、合計88名、平均年齢19.61±1.18歳)を対象に身体感覚増幅度に関する質問紙調査を行った。調査の結果、アスリートの身体感覚増幅度は心身症者と同様の傾向を示すことがわかった。さらに、実験では、アスリート(男子23名、平均年齢21.22±1.24歳)を対象にPMRを3週間継続的に実施させた。そして、初回、1週間後、2週間後、3週間後の計4回、PMRを実施した際にどの程度、弛緩感覚を実感できたかについての主観的評価と身体感覚増幅度の測定を実施した。実験の結果、1週間継続することで弛緩感覚を実感できるようになり、2週間以上継続することで、身体感覚増幅度が低下することが明らかとなった。

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© 2015 日本スポーツ精神医学会
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