抄録
昨年10月、日本政府は重い腰をあげ、2050年に温暖化ガス排出を事実上ゼロにする「カーボンニュートラル」を宣言。2030年度までの温暖化ガス排出削減目標を46%削減(13年度比)に引き上げ、具体策づくりを進めている。日本の方針はどこまで現実的なのか──。100%自然エネルギー供給が可能とのシナリオを提案している民間のシンクタンク「公益財団法人自然エネルギー財団」常務理事の大野輝之さんに、「2050年カーボンニュートラルへの道を探る~電力供給100%自然エネルギーの可能性と課題」をテーマに完全オンライン体制で話を聞いた。