The Journal of JASTRO
Online ISSN : 1881-9885
Print ISSN : 1040-9564
ISSN-L : 1881-9885
OPTIMAL DOSE OF FAR-THERAPY FOR LARYNGEAL CANCER
神宮 賢一三好 真琴上原 智大曲 淳一和田 進宮崎 麻知子舛本 博史松井 正典島村 易平田 秀紀早淵 尚文小宮山 荘太郎増田 康治
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1992 年 4 巻 1 号 p. 63-69

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抄録

喉頭癌にFAR療法を応用した時の, 正常組織に対する効果増強は, 晩期反応を指標にすると, 腫瘍に対する効果増強よりも小さく, Therapeutic Gain Factorは1.35であると前に報告した.至適線量は, 喉頭癌のような中等度感受性の腫瘍では, 正常組織耐容線量で決められる.FAR療法での早期反応は強いので, 至適線量を決めるのに早期反応を指標とすべきか晩期反応を指標とすべきか判断は難しい.この正常組織耐容線量を, 長期間持続する潰瘍, 浮腫を指標として至適線量を発生率が急速に増大する直前の線量, 5%発生線量とすると, それは声門上部癌でTDF85, 声門部癌でTDF100であった.

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© 1994 The Japanese Society for Therapeutic Radiology and Oncology
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