2024 年 3 巻 2 号 p. 71-78
【目的】本研究は、長下肢装具におけるカットダウンの可否に与える因子が何かを明らかにすることである。
【方法】対象は2015年4月から2021年4月の期間に回復期リハビリテーション病棟へ入院された初発脳卒中片麻痺者で、長下肢装具が処方された44名をカットダウンの可否によって2群に分けて比較した。また、有意な差を認めた項目を独立変数とし、カットダウンの可否を従属変数とするロジスティック回帰分析を行った。
【結果】カットダウンの可否に対するロジスティック回帰分析の結果、膝継手の種類と入院時認知FIMが独立した規定因子として抽出された。
【結語】初発脳卒中片麻痺者におけるカットダウンの可否には、膝継手の種類の違いと入院時認知FIMが影響を与える可能性があることが示唆された。