テレワークを行うバーチャルチームでの組織市民行動を誘発する過程(<特集>組織のなかの人間行動 : 組織と情報通信技術のインタフェース)

抄録

テレワークを行うにあたってそのバーチャルチーム内でのオンラインコミュニケーションによる情報交換は不可欠であり、そこでの投稿数をいかに確保するか、その場のアクティブメンバーをいかに育てるかが重要になる。本稿ではわかもの国際支援協会SNSの事例をもとに、自営型テレワークを行う場合のOCにおけるOCB(組織市民行動)の誘発過程を明らかにした。また、特に主要メンバーのOCの場でのOCBが別の場での訓練と各自の体験が基になって新たな場でのOCBが行われることを示唆した。