大津動物クリニック [日本]
2021 年 13 巻 1 号 p. 35-41
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雄犬の尿道閉塞はしばしば遭遇する疾患であるが、尿道ポリープによる閉塞は稀で2例のみ報告されている。今回、我々は排尿困難を呈したパグに遭遇し、陰茎尿道に腫瘍性の閉塞が疑われたため、Preputial Urethrostomy Technique 変法で尿道再建術を実施した。病理組織学的検査では乳頭状ポリープで、術後の排尿状態も良好であった。病変が陰茎に限局している場合は今回の術式は有効と考えられた。
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