日本風工学会年次研究発表会・梗概集
平成19年度日本風工学会年次研究発表会
セッションID: 141-142
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半島上の風況の微細構造に関する高解像度気象解析
畑村 真一*竹見 哲也田村 哲郎
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抄録
近年深刻化している地球温暖化への有力な対策手段として自然エネルギーの利用が重要となっており、その中のひとつとして風力発電が期待されている。しかし、日本の国土のように周囲を海に囲まれ複雑な地形を有する地域では自然風の変動は大きくなり、風力発電の普及を妨げる要因となっている。風力エネルギーの利活用の観点から、風の局所的な特性を把握することが求められている。本研究では、風速が平均的に大きい半島地域である根室半島を対象とし、地形の微細構造により生じる風況の局所性や変動性を超高解像度の気象シミュレーションによって明らかにする。大規模並列計算を実施することにより、根室半島域を覆うメソスケールの領域を水平格子幅111 mで解像し、地形の微細な構造を表現した。様々な気象状況における風の局所性について詳細に調べた。
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© 2007 日本風工学会
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