日本風工学会年次研究発表会・梗概集
平成23年度日本風工学会年次研究発表会
会議情報

矩形断面に作用するガスト空気力の空間相関構造のモデル化
*三次 涼太白土 博通八木 知己アンドレ マヒンドラ
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 129

詳細
抄録
ガスト応答解析において重要なパラメータの一つが空間相関である.断面の上下圧力差をchord方向に積分して2次元ガスト空気力が評価可能であることから,各点における上下圧力差のspan方向,chord方向の2方向の空間相関(コヒーレンス)を断面形状や乱流特性を考慮した近似関数で表現できれば,より汎用性の高い周波数伝達関数が定義され,ガスト応答評価の精緻化が可能と考えられる.本研究では接近流の気流特性・模型幅員・断面辺長比を変化させながら,種々の矩形断面模型に作用する変動圧力の3次元的空間相関特性を考察し,模型上下面変動圧力差のspan方向・chord方向に及ぶ2次元コヒーレンスに関して,より普遍的な矩形断面に適用可能なモデル化を検討した.
著者関連情報
© 2011 日本風工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top