日本風工学会年次研究発表会・梗概集
2019年度日本風工学会年次研究発表会
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2019年度年次研究発表会梗概集
作成方法の異なる流入変動風による拡散場の再現精度
*立花 卓巳佐々木 亮治下瀬 健一白澤 多一中山 悟宮下 康一義江 龍一郎
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p. 181-182

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抄録

著者らは、既報で作成方法の異なる3種類の流入変動風を用いて、都市街区モデル内の流れ場のLES解析を行い、風洞実験結果と比較検討を行った。その結果、建物に囲われた場所では、流れ場には流入変動風の作成方法による依存性は、ほとんど見られなかった。本報では、これと同じ都市街区モデルを用いて、流入変動風の作成方法が拡散場に与える影響を調査した。その結果ブロックで乱された場所では、流入変動風の作成方法が拡散場に与える影響は少ないと考えられる。これまでは、統計値等の比較を行ってきた。今後は風洞実験とLES解析で、無次元濃度の時間平均値が異なる理由や風洞実験の標準偏差がLES解析に比べて低くなる理由について、スペクトル解析等を用いて検討していく予定である。

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© 2019 日本風工学会
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