日本風工学会年次研究発表会・梗概集
2019年度日本風工学会年次研究発表会
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2019年度年次研究発表会梗概集
単体立方体建物モデル周辺における高浮力ガス拡散の風洞実験
*林 超大岡 龍三菊本 英紀佐藤 大樹新井 舞子
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キーワード: 風洞実験, 濃度拡散, 高浮力
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p. 179-180

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抄録

非常用発電機の運転により高温かつ汚染物質を高濃度に含むガスが建物周辺で排気される。定期的な試験運転が行われるため、日常的に市街地内で人や建物が高温度・高汚染物質濃度の排気ガスに晒される安全・健康リスクが高まっている。本研究では、風洞実験による低密度ガス(Light)および環境空気と等密度なガス(Neutral)の拡散実験を行い、濃度の平均値や変動の強さ、ピーク値などを比較し、高温排気ガスの拡散性状を検討した。平均濃度では、後流域での逆流のため風下壁近くで両方のケースで高濃度が見られた。浮力により、LightガスはNeutralガスに比べて比較的低い濃度を示したが、濃度変動強度と最大濃度比が同程度であった。

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© 2019 日本風工学会
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