本研究では,2次元角柱の強制加振振動の数値流体計算から振動時のエネルギー収支を計算し,そのエネルギー収支から渦励振やギャロッピングなどの角柱の空力不安定振動の性状について考察する。また、エネルギーマップに基づいて空力不安定振動の振動振幅の予測を行う。対象とした角柱は辺長比2の2次元角柱である。
角柱振動時の風力から振動物体に加わるエネルギーの正負は,風力係数の速度同相成分の正負と一致する。また,風力と応答変異の位相差の正負にも概ね一致する。これら3つの物理量は概ね同じ情報が提供される。エネルギーマップより,構造減衰が0の場合の空力不安定振動の振動振幅を予測することが出来る。