日本鳥類標識協会誌
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報告・資料
ハシブトガラスの雛へのカラーリングのバンディング
福田 道雄
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1991 年 6 巻 1 号 p. 6-10

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抄録
 ハジブトガラスの幼鳥をカラーリングによって固体識別した調査を行うため,カラーリングを自作し,巣内の雛へリングを装着する適期を調べた。
1.カラーリングは,内径10数mmのプラスティック製で,2個または3個装着して,あわせた幅が24~26mmになるようにした。
2.親鳥(雌)が抱卵のため巣に伏臥した場合に,木の下から見上げて巣から尾羽が突き出して見えることによって産卵開始が推定できた。
3.産卵開始から約40日目が,最適バンディング時期であった。
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© 1991 日本鳥類標識協会
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