行動経済学
Online ISSN : 2185-3568
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論文
行動変容のメカニズムと政策的含意
八木 匡瓜生原 葉子
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2019 年 12 巻 p. 26-36

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抄録

社会にとって望ましい行動を人々が常に行うわけではない.しかしながら,個人の選択と行動を社会的観点から変化させることは,個人の主体的意思決定を尊重するという立場からは,多くの人々が妥当性を認める問題に対して適用されるべきであり,その方法についても慎重な配慮がなされる必要がある.本章では,医療および健康行動における行動変容について議論を整理し,行動変容の基礎理論,社会的行動変容の神経科学的根拠を紹介する.最後に、臓器提供意思表示の事例を用いて,行動変容を可能にする戦略デザインについて議論を行う.

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© 2019 行動経済学会
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