慶應義塾大学大学院経営管理研究科
一橋大学大学院商学研究科博士後期課程
2012 年 5 巻 p. 216-219
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競馬市場において,「本命–大穴バイアス」という有名な現象がある.これは的中確率の低い大穴馬への過剰な人気を指すもので,微小確率の過大評価傾向としてプロスペクト理論から説明できる.本論文では網羅的なデータを用いて,これまでの研究よりも直接的に大穴バイアスを検証した.また,微小確率に対する経済主体の実際の行動を捉えた大規模なデータである点から,競馬を対象とした研究に限らず,意義があると考えられる.
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