近畿大学医学部耳鼻咽喉科学教室
生長会府中病院耳鼻咽喉科
2001 年 52 巻 5 号 p. 409-413
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症例は咽頭痛,左下頸部痛を主訴に来院した25歳の男性である。CTやMRIにて甲状腺左葉に膿瘍を認めたため,抗生剤投与で消炎後,下咽頭食道造影を行ったところ,両側の下咽頭梨状窩瘻の診断を得た。外科的に左側の瘻孔摘出術を行う際,ピオクタニンで瘻管を染色して容易に摘出できた。現在まで再発を認めていない。
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