日本気管食道科学会会報
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症例報告
頸椎病変の評価に3-D CTが有用であった咽頭違和感を主訴としたForestier病の1例
児玉 悟織部 加奈子鈴木 正志
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キーワード: Forestier病, 咽頭違和感
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2007 年 58 巻 1 号 p. 71-75

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抄録
Forestier病は脊椎の前縦靱帯を中心に広範に骨化をきたす疾患であり,その症状は初期には無症状か軽微であることが多い。今回,われわれは咽頭違和感を主訴としたForestier病の1例を経験したので報告する。頸椎病変の割に臨床症状が軽度であったため経過観察とした。咽頭違和感の原因として頸椎病変も考慮すべきである。Forestier病の診断は理学的所見と単純X線にて比較的容易であるが頸椎骨化病変の評価に3-D CTが有用であった。
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© 2007 特定非営利活動法人 日本気管食道科学会
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