サルコペニアは加齢に伴う骨格筋量減少および筋力低下を指し,その有病率の高さ,有害健康転帰への影響の大きさなどから注目されている疾病である。また,二型糖尿病,慢性閉塞性肺疾患,慢性腎臓病,骨粗鬆症などの疾病との関連性が深いことから,医療現場において高頻度に遭遇する疾病となっている。そのため,さまざまなセッティングでサルコペニアの管理が必要とされ,適切なスクリーニング,予防・治療介入,効果判定が求められている。スクリーニング方法としては,複数の国際的ワーキンググループがそれぞれ筋力および骨格筋量より判定することを推奨している。また,介入方法としては,運動療法,栄養療法,およびそれらの併用療法が有用とされ,サルコペニア診療ガイドラインの中でも推奨されている。