バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌
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専門職における脳卒中後遺症のある高齢者の 思いの捉え方の検討
新山 真奈美
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2017 年 19 巻 1 号 p. 55-66

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抄録

脳卒中後遺症は介護が必要なる原因の第1 位であり,脳卒中による後遺症が残こると,これまでの生活とは一変してできないことが増え,心理面は不安定になることも考えられる.このことから,脳卒中後遺症をもつ高齢者が感じるその時々の思いについて,脳卒中関連の専門職者はどのように捉えるのかを把握し,その特性について明らかにした.各専門職者に対し,脳卒中高齢者の思いを捉えた用語を提示し,どのように捉えるのかを調査し,返送された質問紙調査票をもとに,日本語形態解析,キーフレーズ抽出を用いて解析し,各専門職の特性を把握した.これにより,脳卒中高齢者の思いに寄り添いながら支援する専門職者を育てる現任教育の手がかりにする.

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© 2017 Biomedical Fuzzy Systems Association
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