菊名記念病院心臓血管センター
2012 年 52 巻 April 号 p. 191-196
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要 旨:シース挿入に伴う膝窩動脈損傷を防止するために,サーフロー留置針(外径1.3 mm)のみを挿入する膝窩動脈シースレスアプローチの有用性を血管内治療を実施した浅大腿動脈閉塞(SFA CTO)23例で検討した。SFA CTOの平均閉塞長は18.1 cmで,全例に大腿動脈アプローチを併用した。初期成功率は21/23(91.3%),重篤な膝窩動脈穿刺部合併症は認めなかった。本アプローチは安全で有用な手技であった。
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