脈管学
Online ISSN : 1880-8840
Print ISSN : 0387-1126
ISSN-L : 0387-1126
症例報告
正中弓状靭帯の圧迫による腹腔動脈狭窄を合併した膵十二指腸動脈瘤の十二指腸穿破の1例
佐藤 哲也, 長崎 和仁, 野村 陽平, 岡本 信彦, 馬場 秀雄, 林 憲孝, 竹島 薫, 朝見 淳規, 山藤 和夫, 窪地 淳, 由利 康一, 安達 秀雄
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2013 年 53 巻 December 号 p. 213-217

詳細
抄録
要 旨:上腹部痛と新鮮血吐血で発症した56歳,女性。腹部造影CTにて膵十二指腸動脈瘤の十二指腸穿破および腹腔動脈狭窄を認めた。動脈瘤に対するカテーテル塞栓術を試みたが不成功に終わり,開腹による流入血管結紮術および正中弓状靭帯切離術を施行した。術後腹部造影CTにて,動脈瘤は縮小し,腹腔動脈狭窄も改善されていたことが確認された。術後合併症なく第22病日に退院となった。腹腔動脈狭窄を合併した膵十二指腸動脈瘤の報告は散見されるが,十二指腸穿破した例は極めて稀であり報告する。
著者関連情報
© 2013 日本脈管学会

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top