脈管学
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症例報告
閉塞性動脈硬化症を合併した腎動脈以下のshaggy aortaに対し血管内治療にて治療した1例
数野 圭中西 仙太郎大谷 則史
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ジャーナル オープンアクセス

2013 年 53 巻 January 号 p. 19-22

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抄録
要 旨:Shaggy aortaは大動脈内壁がアテローム粥腫に侵された疾患である。今回末梢塞栓予防にステントグラフト(SG)挿入術を行ったので報告する。62歳女性,足趾に塞栓症を認め,下肢閉塞性動脈硬化症を伴うShaggy aortaと診断。内服で改善せず,SGで粥腫を固定し末梢バイパス術を行った。Shaggy aortaの治療法としてSG挿入術は術中の塞栓子遊離の予防策を講じ適切に行えば有効と思われた。
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