岐阜県総合医療センター心臓血管外科
2013 年 53 巻 March 号 p. 39-41
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要 旨:孤立性腸骨動脈瘤は稀で,最大径35 mm以上で手術適応とされている。最大径22 mmで破裂した孤立性総腸骨動脈瘤症例を経験した。79歳,男性。自室で倒れたところを発見され,搬送された。造影CT検査で,最大径22 mmの左総腸骨動脈瘤と周囲の血腫を認めた。左総腸骨動脈瘤破裂の診断で緊急手術を施行した。左総腸骨動脈後壁に破裂口を認め,その中枢側に限局解離を伴っていた。このような小径での破裂は稀であると思われた。
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