独立行政法人国立病院機構千葉医療センター心臓血管外科
2019 年 59 巻 11 号 p. 101-104
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鎖骨下動脈瘤(SAA)は,破裂や塞栓症などのリスクがあり治療適応となるが,解剖学的位置や患者状態により治療法の選択が必要となる。症例は80歳男性。左SAAを認め治療となった。冠動脈バイパス(CABG)術後であり,ステントグラフト治療を選択,治療はエンドリークなく終了した。術後狭心症発作,誤嚥性肺炎をきたしたが12日目に退院。2年経過し瘤径縮小を認めている。CABG術後の胸腔内型左SAAに対するステントグラフト治療は有用な治療法である。
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