Journal of Computer Aided Chemistry
Online ISSN : 1345-8647
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<ファクトデータベース・フリーウェア特集号> 化学用グラフィックスオープンソースライブラリ「ケモじゅん」の開発と公開
佐藤 寛子青木 淳浅岡 浩子
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2006 年 7 巻 p. 141-149

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抄録
基盤ソフトウェアのオープンソース化は共通技術の共有化によるソフトウェア技術の発展と次世代の育成と継承のために重要である。しかし、化学ソフトウェアの市場は圧倒的に欧米製のもので占められており、かつ共通技術であっても公開されているソースコードは極めて少ないのが現状である。そこで我々は、基盤技術の1つである化学用グラフィックスソフトウェアのオープンソース化に向けてライブラリの構築を進めてきた。2005年12月26日に、本ライブラリを「ケモじゅん」と命名し、公開を開始した。本稿では、2006年8月10日リリースしたケモじゅんの最新版050の機能と特色について,ケモじゅんプロジェクトの考え方と合わせて報告する.
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© 2006 日本化学会
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