日本補完代替医療学会誌
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原著
抗酸化作用を有したサプリメントの摂取が身体的疲労度及びスポーツパフォーマンスに与える影響
須藤 明治 山田 健二矢澤 一良
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2019 年 16 巻 1 号 p. 21-26

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抄録

本研究はサプリメント(以下; V7, 成分; アスタキサンチン,還元型コエンザイムQ10,ロイシン,アルギニン,シトルリン,DHA,クリルオイル)とプラセボ(成分; サラダオイル)を30日間摂取させた時の主観的な疲労度とパフォーマンスレベルを検討した.被験者は体育系大学女子ソフトボール部に所属する19名とした.その結果,V7群におけるPREとPOSTの変化では,脚の疲労度,背中の痛み,肌のシミ,50m走において統計上有意に向上していた.V7とプラセボのPOSTの比較では,脚の疲労度,膝関節と股関節の痛み,肌のハリと美白,物忘れ,眼精疲労において統計上有意にV7が高値を示した.V7におけるPREとPOSTの変化率では,脚の疲労度,股関節と背中の痛み,肌のくすみ,眼精疲労,合計点において統計上有意に向上していた.

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