日本補完代替医療学会誌
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総説
補完医療と粘膜免疫
―炎症性腸疾患の最近の話題―
伊藤 壽記甲斐 康之井倉 技中島 清一西田 俊朗水島 桓和根津 理一郎
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2008 年 5 巻 2 号 p. 85-101

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抄録
現代医療に何か(現行では科学的根拠が得られていないもの)を上乗せして,患者の QOL の改善を図ろうとする“補完医療”が注目されている.その補助的手段として,生物学的療法と称する,サプリメントや機能性食品などが多用されている.これらは食に含まれる,生体制御や防禦に関する三次機能に特化したものであり,それらの生体内での機序として,消化管における粘膜免疫との関連が重要である.生体での最大の免疫系である消化管の免疫は,これまでブラックボックスであったが,自然免疫の仕組みが解明されてくるに従って,その重要性がクローズアップされてきた.
本稿では,消化器疾患の中で,若年で発症し,再燃・緩解を繰り返し難治性で,慢性の経過をたどる炎症性腸疾患を取り上げ,粘膜免疫機構からみた補完医療の取り組みについて論じてみたい.
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© 2008 日本補完代替医療学会
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