抄録
目的:ブタプラセンタエキスのアンジオテンシン I 変換酵素 (ACE) 阻害活性について検討を行った.
方法:ACE は,ウサギ肺由来を用いた.基質は,Bz-Gly-His-Leu を使用し,生成物の馬尿酸は,HPLC で測定した.
結果:ACE 阻害活性の測定は,ブタプラセンタエキスを 2 倍希釈系列で希釈し測定を行った.その結果,ブタプラセンタエキスの IC50 は,95.7 μg であった.また,阻害形式は,拮抗阻害を示すことが明らかとなった.
結論:ブタセンタエキス中には,アンジオテンシン I 変換酵素 (ACE) 阻害活性物質の存在することが示唆された.