原価計算研究
Online ISSN : 2432-034X
Print ISSN : 1349-6530
ISSN-L : 1349-6530
実績との差異を意識した予算編成がもたらす効果
渡邊 章好
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キーワード: 予算編成, 予算スラック, 報酬キャップ, 差異コスト, モラル・ハザード
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2016 年 40 巻 1 号 p. 98-109

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抄録
予算と実績との間に差異が生じる場合，非効率な資源配分による損失が生じる恐れがある．本論文では，経営者がこのような損失を意識して実現性の高い予算の編成を望む場合，予算達成度に応じて管理者に支払われる報酬に上限を設ける必要があり，かつ，緩やかな水準に予算が設定される点を明らかにする．
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© 2016 日本原価計算研究学会
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