価値創造に貢献する会計の現代的意義を,わが国のコーポレートガバナンス改革においてマネジメントコントロール研究が要請されている現状から紐解き,組織における資源配分メカニズムとしての会計の重要性が高まっていることを確認する。価値創造に向けた資源配分メカニズムとして会計が機能しうる理由を,「結び付け」「切り離す」会計の本質に求め,その具体例として,ROIC経営が企業価値と組織行動を切り離し結び付けるものであることを明らかにする。わが国において価値創造会計が,事業ポートフォリオのダイナミックな組み換えを促進することが期待されており,その中心にCFOの役割があることを論じる。