Journal of Computer Chemistry, Japan
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研究論文
ビグアニドトリカチオン、ビウレットトリカチオンの基底高スピン状態の予測と新規な高分子強磁性体の分子設計
畠中 正志柴 隆一
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2005 年 4 巻 3 号 p. 101-106

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抄録
分子軌道法によって等電子的な三つの非ケクレ型分子テトラメチレンプロパン、ビグアニドトリカチオン、ビウレットトリカチオンのスピン状態を計算し、その基底四重項状態の安定性と高スピン有機分子に特有なスピン分極の発現を予測した。その結果に基づき、ポリグアニド、ポリウレットからなる新規な高分子強磁性体の可能性を提示した。
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© 2005 日本コンピュータ化学会
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