電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成20年度電気関係学会九州支部連合大会(第61回連合大会)講演論文集
セッションID: 05-1A-13
会議情報

電気刺激によるジャンボタニシの産卵防止効果
松本 千春宮岡 佳美弘川 茂徳柳生 義人川崎 仁晴大島 多美子須田 義昭
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
ジャンボタニシ(Pomacea canaliculata,和名:スクミリンゴガイ)は1981年に食用のため台湾より日本に輸入された。現在,ジャンボタニシは九州を中心とした西日本で広く野生化しており,水田作物への食害や鮮紅色の卵塊による水系での景観の阻害が問題となっている。年間総産卵数が8000個にものぼるジャンボタニシの産卵行動を抑制することは,生息域での個体数低減やそれに伴う食害の軽減および景観の改善が期待できる。本稿では,交流および直流電圧による電気刺激を用いた産卵抑制方法について検討した。その結果,直流電圧と比較して交流電圧では低電圧でも非常に高い産卵抑制効果が確認された。
著者関連情報
© 2008 電気関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top