電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成20年度電気関係学会九州支部連合大会(第61回連合大会)講演論文集
セッションID: 07-1P-14
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固体高分子膜の加熱による劣化とその劣化が特性に与える影響
矢岡 寿成日高 啓昭坂口 裕二郎山内 健仁田島 大輔大坪 昌久
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抄録
固体高分子形燃料電池は、小型・軽量で高出力密度であるという特徴を持つことから、分散型電源などの駆動用電源としての応用が期待されている。しかし、未だに反応機構や劣化メカニズムの確立は十分でなく、今後重要な課題とされている。著者らは、燃料電池の心臓部であるMEAに着目し、加熱がi-V、i-p特性に与える影響の研究を行っている。本研究では、ホットプレスによりナフィオン膜のみを加熱し、ESCAによる組成の化学変化の特定と実際に試作したMEAの特性から評価を行なった。その結果、加熱による組成の変化を確認し、その影響が特にクラスター部分に出ている事が分かった。また、i-p特性においても、加熱による出力の変動を確認した。
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© 2008 電気関係学会九州支部連合大会委員会
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