主催: 電気関係学会九州支部連合会
HEVやFCEVの普及を促進させるにはモータやインバータなどの駆動システム全体の小型化が必須である.本研究では複数台モータを駆動する昇圧チョッパ付高電圧化インバータの小型軽量化を目標に,その鍵を握る昇圧用インダクタLと平滑キャパシタCの容積低減法について検討した.平滑キャパシタ電流が容量を決めることになるが,この実効値が最小となる,チョッパやインバータの搬送波の位相差を明確にした.この条件でLC積を初期の1/100にしても動作可能であることがわかった.さらに容量低減の可能性はあるが,モータ制御の応答性,安定性を検討する必要がある.