電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成20年度電気関係学会九州支部連合大会(第61回連合大会)講演論文集
セッションID: 11-2A-04
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コンデンサ付加による遠端クロストーク低減法の適用領域
河合 紘輔佐々木 伸一
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キーワード: 情報通信
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抄録
遠端クロストークは,各信号線路間を伝わるevenモードとoddモードの伝搬速度差が原因で発生する。線路間にコンデンサを付加することで速度差を小さくでき,遠端クロストークが低減できる。平衡伝送路の場合は,さらに,それぞれの信号線に生じるクロストークを等量化することよっても低減可能である。つまり,ペア信号線の速度差を等量化することで低減可能である。しかし,条件によっては遠端クロストークが速度差に比例しない領域があるため,速度差に着目してコンデンサを付加する場合,遠端クロストークを完全に無くすことができない。ここでは,平衡伝送路におけるコンデンサ付加法の適用領域をシミュレーションにより明らかにした。
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© 2008 電気関係学会九州支部連合大会委員会
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