主催: 電気関係学会九州支部連合会
近年, コンピュータネットワークの普及と広域化に伴い, 様々なサービスが提供されるようになった.しかし,一方でP2P ファイル共有ソフトによる違法性の高いファイル転送や,ウイルスによる情報の流出などが非常に問題視されている.そのため,ネットワーク運用者はそういった違法性のある通信の検知や情報流出の阻止が求められるようになった.ネットワーク運用者がこれらの通信を検出するには,非常に大量のトラフィックを監視する必要がある.そこで本稿では,sFlowというサンプリング技術を用いることで効率的に不正通信を検知する手法を提案する.