電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成21年度電気関係学会九州支部連合大会(第62回連合大会)講演論文集
セッションID: 03-2P-07
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適応部分空間ユニットを備えた双子型自己組織化マップによる骨導音声変換の速度向上実験
矢野 和昭内野 英治
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抄録

船舶のエンジンルームや空港の滑走路などの高騒音下では,通常の気導マイクで集録する音声は騒音の著しい影響を受け,音声によるスムーズなコミュニケーションが困難である.騒音の混入を防ぐ骨導マイクの使用は効果的であるが,音質の劣化が問題である.筆者らは,骨導マイク音声の音質を改善するため,双子型SOM(TW-SOM)を用いた音声変換法を提案した.実応用には,音声変換の速度向上が課題であった.そこで骨導音声から気導音声への音声変換速度を向上させるため,線形部分空間法による特徴保持判別の機能をTW-SOMの入力側のユニットへ取り入れた新たな方法を試みたところ,骨導音声変換の速度向上が確認できたので,ここに報告する.

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© 2009 電気関係学会九州支部連合大会委員会
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