電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成21年度電気関係学会九州支部連合大会(第62回連合大会)講演論文集
セッションID: 01-1P-05
会議情報

PWMインバータの接地電位切替えによるコモンモード電圧の抑制について
如水 慎也飯盛 憲一山本 吉朗
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
PWMインバータで駆動されるモータでは、モータの回転軸とフレームの間に発生する軸電圧が原因で起こるベアリングの故障等が問題になっている。そこで、軸電圧の抑制を行うため、原因となるコモンモード電圧を抑制する方法が考えられる。本稿では、インバータの出力電圧ベクトルに対応して直流リンク部の接地電位を切替えることで、直流リンク部の電位を正負にシフトさせ、最もコモンモード電圧の絶対値が高いV0電圧ベクトル時とV7電圧ベクトル時に抑制する方法を示す。次に、この抑制法によるコモンモード電圧及び軸電圧の測定を行い、計算値との比較検討を行うことで、この抑制法の有効性および問題点を明らかにする。
著者関連情報
© 2009 電気関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top