電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成21年度電気関係学会九州支部連合大会(第62回連合大会)講演論文集
セッションID: 06-1P-14
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中間層IBAD-MgO基板をベースにした人工ピンZrO2+GdBCO超電導テープ線材の交流損失特性
中村 聡介山崎 怜士岩熊 成卓船木 和夫斉藤 隆飯島 康裕衣斐 顕山田 穣和泉 輝郎塩原 融
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キーワード: 電気電子材料
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抄録
超伝導線材を電力機器に応用する場合、超伝導巻線部に発生する交流損失は機器の全熱負荷の大部分を占めるため、損失の見積もりが重要になる。最近では、磁場中の臨界電流密度Jcの向上のため、超伝導膜を生成する際の原料に不純物(BZO)を混入させる人工ピン導入方法が期待されている。さらに、岩塩構造に代表されるMgOを中間層にすることで、非常に高い製造速度(数十m/h)が実現可能であることが報告されている。
そこで本研究では,これらの技術が応用された中間層IBAD-MgO基板を持つ人工ピンZrO2+GdBCO超電導テープ線材に対して,鞍型ピックアップコイル法により交流損失を測定・評価、比較したので報告する。
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© 2009 電気関係学会九州支部連合大会委員会
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