主催: 電気関係学会九州支部連合会
近年、脳波変動を利用してコンピュータへの入力とするBCI(Brain Computer Interface)の分野において、視覚誘発電位(VEP)を利用した研究が進められている。VEPは視覚刺激に対する応答であり、画面上に高速点滅する光源を与えることによりユーザの視線方向を短時間で検出することができる。しかし、高速点滅する光源を凝視することは、ユーザへの負担となるばかりか光てんかんを起こす危険すらある。
通常は10Hz前後の周期的な視覚刺激を用いるが、本研究では負担軽減の目的でランダムに点滅する視覚刺激を用いて実験を行った。それにより観測された応答脳波から、特徴抽出を行った結果を報告する。