抄録
近年、マーケティングや介護やセキュリティの観点から監視カメラからの画像を用いた行動解析へのニーズが高まりつつあり、 様々な行動解析システムが提案されている。その多くは複数の固定カメラからの画像に基づいて行われており、画像間の対応を計算するためのコストが問題になっている。そこで本研究では行動解析を行うため、2台のカメラを用いてステレオビジョンを構築し、三角測量法を用いて移動体までの位置を三次元で計測し、その座標に基づいてサーボモータを制御して移動体を追跡するシステムを提案する。これにより移動体を追跡してその軌跡を求め、この軌跡を解析することで対象物体の行動解析を行う。