抄録
1970年代からのエネルギー消費の動向を部門別に見てみると、石油ショックを機に省エネルギー化が進んできた産業部門においてはエネルギー消費量がほぼ横ばいで推移している。一方、民生部門においてはライフスタイルの変化を背景にエネルギー消費量が増加してきており、特に電力需要は急増している。このことから、各需要家が電力の使用状況に関心を持ち無駄な消費電力を削減することが重要になる。 そこで本研究では、家庭内における消費電力分布を監視する方法を提案するとともに、機器の使用状況を分析してその結果を示す。