抄録
音楽を構成する要素の一つとして、コード進行がある。コード進行はユーザが自由に作成することができる反面、組み合わせは無数にあり選択に困る問題がある。解決する方法として、コード進行理論や定番のパターンを用いれば容易に作成できる。しかし、それでは本当にユーザに合うコード進行が作成されたとはいえないであろう。実際にユーザの好みに合うコード進行を作成する際には、ユーザ自身の知識と経験が必要となる。 そこで本研究では、この問題を解決するため対話型進化計算を用いる。具体的には、進化計算における評価を人が行うことにより最適化を行っていく手法である。本論文では,提案手法の実験と評価を行う.