抄録
近年、地球温暖化といった環境問題に対して、太陽光発電や風力発電などの新エネルギーの利用、また、ハイブリッド自動車などの開発が進められている。その中でEDLCの二次電池としての利用が期待されているが、エネルギー密度の低さが課題となっている。本研究では、処理問題となっている産業廃棄物から安価で高性能な活性炭を開発し、EDLCに用いてエネルギー密度を改善することを目的としている。本実験ではおが屑から作製した活性炭と市販の活性炭を用いたEDLCを作製し、静電容量と内部抵抗の比較を行った。その結果、市販の活性炭と比較して、おが屑を用いたEDLCの静電容量は低く、内部抵抗は高いことが分かった。