抄録
近年、産業技術の発展に伴い、生活基準が向上した反面、地球温暖化やエネルギー資源の枯渇化などの環境問題から、省エネルギー化への気運は年々高まっている。電気機器は電気エネルギーを動力へ変換する装置であり、限りあるエネルギーを無駄なく最大限に活用するために電気機器の高効率化が強く望まれている。省エネ法で指定されている変圧器は95%以上の高効率機器であるが、常時運転する設備機器であるため、無負荷時の損失が多く無視できない。本論文では、ベクトル磁気特性を考慮した三相変圧器モデル鉄心の磁気特性解析を行い、回転磁界鉄損を含む損失分布を明らかにし、低損失化のために得られた知見を報告する。