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吉末 竜也, 中村 一男, 劉 暁龍, 長谷川 真, 徳永 和俊, 御手洗 修, 図子 秀樹, 花田 和明, 藤澤 彰英, 出射 浩
セッションID: 01-1A-01
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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核融合発電では、プラズマの位置・形状制御が重要である。九州大学のプラズマ実験装置QUESTで扱うプラズマは上下方向に引っ張られるため縦長となる。そのため、垂直方向にプラズマが不安定である。これを安定化するために、高速で応答する電源が必要となる。本研究では、逆電圧を考慮して、IGBTとフリーホイールダイオードを組み合わせたものを逆直列に繋ぎ、1つのスイッチとする。それらを合計6個用いて、3相‐単相変換を行うマトリクスコンバータとする。それを、FPGAと組み合わせて入力側力率を1にし、出力電圧を任意波形に変換する実験等を行う。高速・高効率で動作し、高調波の少ない電源をQUESTに適用するために検討していく予定である。
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田中 喜智, 山本 吉朗, 飯盛 憲一, 池田 敬祐
セッションID: 01-1A-02
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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筆者らの研究室では,以前,空間ベクトル変調のパルスパターン改善法を提案した。この方法では,通常の空間ベクトル変調法によりマトリックスコンバータのスイッチングパターンとデューティを求め,各出力相に接続する入力相の順番を並び替えたあとにキャリア比較することで,最終的なスイッチングパターンを決定する。すでに,この方法を用いて出力電圧ひずみの低減に成功したが,本論文では,入力電流ひずみを少なくする方法について検討し,シミュレーションによって通常の空間ベクトル変調法との特性比較を行ったので報告する。
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池田 敬祐, 山本 吉朗, 飯盛 憲一, 田中 喜智
セッションID: 01-1A-03
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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マトリックスコンバータは,交流電圧から交流電圧を直接発生させる回路である。従来のインバータに比べて直列素子数が少ないので高効率である,内部にエネルギー蓄積要素を持たないため装置の体積を小形化できるなどの特長がある。筆者らは,先に単相マトリックスコンバータを用いた瞬時電圧低下補償装置を提案した。一般に単相マトリックスコンバータは,入力電圧が零になる付近では電圧を出力できない。しかし,瞬時電圧低下補償装置への応用では,入力電圧が零になる付近では出力電圧も零でよいので付加回路なしで使用できる。本稿では,提案した補償装置の補償可能範囲についてシミュレーションを用いて検討したので報告する。
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柴戸 洋次郎, 中村 俊也, 松本 洋和, 根葉 保彦, 伊藤 良三, 石坂 耕一
セッションID: 01-1A-04
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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直流部に電流平滑インダクタをもつ三相ブリッジレグに単相電源と三相負荷を接続した電流形コンバータは,三相PWMによって正弦波入出力の単相-三相変換が可能であるが,三相出力が不平衡となる。本稿は,先に示した三相PWMパターンの位相制御および2相パターンの位相調整による出力平衡化法について,フィードバック制御を付加した時の実験結果を報告する。本方法は,負荷電流を測定することによって,負荷力率の推定,正相と逆相分電流を演算してパターン制御を行い,種々の負荷に対して三相出力を平衡化できることを明らかにした。
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井浦 秀保, 松本 洋和, 根葉 保彦, 石坂 耕一, 伊藤 良三
セッションID: 01-1A-05
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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近年,使用時の簡便性及び絶縁性の利点から非接触給電システムの研究が行われ,さまざまな用途で応用されつつある。しかし,これは単相によるものがほとんどであるのに対し,筆者らは送電効率の改善が図れる三相非接触システムを提案した。本論文では,2次側が1次側にずれなく位置決めされた状態の円形コア三相非接触トランスについて実験からギャップを変化させても良好な送電特性が得られることを確認した。
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加地 大樹, 橋本 浩一郎, 松本 洋和, 根葉 保彦, 伊藤 良三, 石坂 耕一
セッションID: 01-1A-06
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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本稿は,可変電圧固定周波数の単相-単相電力変換を行うPWM電流形コンバータを提案する。コンバータは,電流平滑インダクタを有する電流形単相ブリッジに対して,直列接続した電源と負荷をレグに接続した回路構成であり,直流部には波形改善のためのLCタンク回路を挿入する。負荷出力の調整はPWMパターンの操作によって行う。PWM法,動作原理を示し,実験から,電源電流および負荷電圧・電流が共に正弦波形となることを確認した。
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堤 大輔, 松本 洋和, 根葉 保彦, 伊藤 良三, 石坂 耕一
セッションID: 01-1A-07
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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本稿は,先に提案した単相-単相電圧形コンバータについて,PWMパターン位相制御による出力電圧調整を検討したものであり,実験結果から制御特性を明らかにする。本コンバータは1台の2レグ単相ブリッジ回路に電源と負荷を接続した構成で,簡単な単相PWMスイッチングによって正弦波入出力電流が得られ,出力電圧の調整が可能である。実験では,電源電圧変動に対して,パターンの位相を制御することによって出力電圧を一定に維持できることを確認し,入出力特性を示した。
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中村 俊也, 柴戸 洋次郎, 松本 洋和, 根葉 保彦, 伊藤 良三, 石坂 耕一
セッションID: 01-1A-08
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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本稿では,直流電流平滑インダクタを有する三相電流形コンバータのブリッジレグに三相電源と単相負荷を接続して,固定電圧固定周波数の三相-単相変換を行う場合を検討し,実験結果を報告する。本コンバータによる三相-単相変換動作のためには,三相電源に対して逆相PWMパターンの採用およびパターンの位相制御が必要であることを示し,実測動作波形から,入出力電圧・電流を正弦波形として変換を実現できることを明らかにした。
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橋本 浩一郎, 加地 大樹, 松本 洋和, 根葉 保彦, 伊藤 良三, 石坂 耕一
セッションID: 01-1A-09
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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先に報告した可変電圧固定周波数の単相-三相変換を行う4レグPWM電流形コンバータは,電流平滑インダクタの低減および単相瞬時電力変動を吸収して波形改善を図るために,直流部にLCタンク回路を有する。本稿は,タンク回路を除去するために,1つのレグとコンデンサを追加してACチョッパ回路を結合した5レグ電流形コンバータを提案したものであり,回路構成,動作原理を示し,実験から正弦波入出力波形が得られることを確認した。
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中園 雄太, 石坂 耕一, 松本 洋和, 根葉 保彦, 伊藤 良三
セッションID: 01-1A-10
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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先に、電流不連続モードで動作する単相昇圧形整流器にスナバキャパシタ電圧反転機能を有する共振スナバスイッチセルを用いた回路構成を提案した。入力電流の制御法としてチャージコントロールを適用した際の実験結果から、出力電圧の平滑化及び入力電流をほぼ力率1で正弦波状に制御可能なことを報告した。本稿では、実験結果の検証のためPSIMによるシミュレーションを行い、実測波形とシミュレーション波形を比較した。両者は概ね一致し、試作回路がほぼ理想的な動作を行っていることが確認できた。
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園田 厚太, 石坂 耕一, 松本 洋和, 根葉 保彦, 伊藤 良三
セッションID: 01-1A-11
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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先に、スナバエネルギー回生能力を有するシングルスイッチブリッジレグを提案した。これを単相整流器に適用し、入力電流に同期した正弦波変調波と三角波搬送波を比較するパルス幅変調を用いた実験及びシミュレーションから、入力電流をほぼ力率1で正弦波状に制御出来る事を報告した。本稿では、三角波搬送波の大きさに対する正弦波変調波の大きさの比で定義される変調率Mを0から1まで変化させた時の試作装置の実験から求めた実測定常特性の結果を報告する
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安河内 智大, 石坂 耕一, 松本 洋和, 根葉 保彦, 伊藤 良三
セッションID: 01-1A-12
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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本稿は、強制転流方式の変換器における素子を保護する目的で取り付けられるスナバをスナバキャパシタ1個で構成した一括スナバ単相昇圧形整流器の動作を検討したものである。近年、回路構成の簡素化の目的でスナバを直流母線間に一括で付ける一括スナバ回路が多く使用されており、今回、変換効率および入力電流のTHDを考慮して、スナバキャパシタの容量を0.3[μF]に設定し、試作装置の入力電流波形の改善を試みた。実験より、入力電流がほぼ力率1で正弦波状に制御可能であることが確認できた。
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宮本 克彦, 石坂 耕一, 松本 洋和, 根葉 保彦, 伊藤 良三
セッションID: 01-1A-13
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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本稿は、単相降圧形整流器に、スナバキャパシタ電圧反転機能を併せ持つ共振スナバスイッチセルを用いた回路構成を適用したものである。この整流器は、反転したスナバキャパシタ電圧が電源電圧に重畳されるため、スナバエネルギーの有効利用が期待できる。また、共振スナバスイッチセルは、ゼロ電流スイッチング(ZCS)でターンオン、ゼロ電圧スイッチング(ZVS)でターンオフするため、スイッチング損失及びEMIの低減に効果がある。試作回路による実験から入力電流をほぼ力率1で正弦波状に制御できることを確認した。
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原口 貴裕, 石坂 耕一, 松本 洋和, 根葉 保彦, 伊藤 良三
セッションID: 01-1A-14
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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本稿は、二つの可制御スイッチを用いて、ほぼ力率1で正弦波状の入力電流かつ電源電圧ピーク値の4倍以上の直流出力電圧が得られるキャパシタポンプを利用した単相4倍電圧整流器を提案したものである。この回路は、可制御スイッチとして1個のIGBTブリッジレグモジュールで実現できる点に特長があり、最も基本的な昇圧形整流器に二つのキャパシタポンプを付け加えたものである。二つのキャパシタポンプは電源電圧ピーク値付近の電圧に充電され、それらと電源電圧が重畳して出力端キャパシタを充電する。試作回路によって、出力端キャパシタの電圧は電源電圧ピーク値の4倍以上の出力電圧が得られ、ほぼ力率1の正弦波状の入力電流が得られた。
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桐原 茂寛, 飯盛 憲一, 山本 吉朗
セッションID: 01-1A-15
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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平滑回路なし変換回路のPWM整流部は電流双方向スイッチを使用しており,直流リンク部に電解コンデンサ等のエネルギー蓄積要素を有していない。このために,通常運転時および過負荷時においても電源と負荷の間で電流経路を確保できない場合には過電圧によりスイッチング素子を破壊するおそれがある。本論文では,PWM整流部の過電流保護方式として,過電流時にインバータ部およびPWM整流部のスイッチング素子を全てオフにして,電流経路をPWM整流部のスナバ回路または直流リンク部の非常運転用コンデンサにより確保する方式について計算および実験を行ったので報告する。
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小野 直樹, 満安 大樹
セッションID: 03-1A-03
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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ディジタル画像の補間処理は、これまで種々の方法が提案されており、最近では、画像の高解像度化のための処理として注目されている。 補間処理の方法として、これまでに、画像の輝度曲面を曲率によって表し、その曲率に基づいて標本点間を補間する方法を提案した。この方法では、滑らかさの指標としての曲率に加えて、エッジ保存性を考慮した評価関数を用いており、画像細部の情報を保ち、かつ全体で滑らかな画像を得ることができる。 ここでは、この評価関数を、エッジ情報をより積極的に利用した評価関数に改良することによって、曲率に基づく補間拡大処理の改善を図った。
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呉 仁傑, 鎌田 清一郎
セッションID: 03-1A-04
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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Abstract 画像強調,ノイズ除去において,画像空間を周波数領域に変換し,分解された高周波数成分を解析する手法がある.従来の変換において,Fourier変換やWavelet変換では画像におけるエッジの幾何特徴をとらえるのに限界があることが知られている.本稿では,従来より良い近似性能を得るために,B-spline曲線に基づくContourlet変換スパース表現手法を提案し,ランダムノイズに対する除去法を検討した.Keywords Contourlet変換,B-spline曲線、スパース表現
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江田 孝治
セッションID: 03-1A-05
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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本研究では、DCT(離散コサイン変換)を用いて画像を拡大する手法を提案する。従来法では、DCT係数の高周波成分を0として逆DCTを行っていた。しかし、この手法では拡大画像のエッジ部分にリンギングが発生し、一般的手法よりも不自然な画像となる場合があった。提案する手法では、まず拡大画像に生じるリンギングを検出し、それを抑制する高周波成分を推定する。さらに原画像のラプラシアンから拡大画像を先鋭化する高周波成分を推定し、これらの高周波成分をエッジ強度を重みとして合成する。得られた高周波成分を用いて逆DCTを行い画像を拡大する。提案手法と従来法を比較した結果、従来法よりも高画質なな拡大画像が得られた。
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中森 誠一, 北迫 夢芽
セッションID: 03-1A-06
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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本講演では、逐次的ウィーナ固定点スムーザとフィルタを使用して、ブレ画像の修復に関する研究について発表する。逐次的ウィーナ推定器では、観測行列、システム行列、状態ベクトルの分散関数、白色観測雑音の分散の情報を使用して、逐次的に推定する。 ブレ画像の修復のシミュレーションでは、原画像として"cameraman.tif"(256×256画素)を使用する。原画像から点広がり関数(point spread function)によりブレ画像は生成される。逐次的ウィーナ固定点スムーザとフィルタによる画像修復の推定精度を比較する。
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富高 卓, 原口 峻, 野田 秀樹, 新見 道治
セッションID: 03-1A-07
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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現在、動画像を保存する際には、MPEG圧縮技術が普及している。しかし、原動画像からMPEG圧縮を行う過程により、原動画像に対しての情報の損失(劣化等)が生じることが問題となる。そこで、本研究ではそれらの問題点を改善するため,最大事後確率(MAP)推定によって,輝度成分と色差成分を同時に推定する改良手法を提案し、その有効性を検証した。
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中野 史也, 山脇 和美, 野田 秀樹, 新見 道治
セッションID: 03-1A-08
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
JPEG画像は圧縮画像ではあるが,大量の画像では保存するにあたりファイルサイズが非常に大きいものとなる.そこでJPEG画像を保存しておくときは濃淡画像で,実際に使用する場合はカラー画像に復元する手法を考える.本研究ではQIM-JPEGステガノグラフィを用いたJPEG圧縮を提案している.QIM-JPEGステガノグラフィは,画像のDCT係数に対して2種類の量子化器を用いることで情報の埋め込みを行う.DCT係数は埋め込みにより量子化され,埋め込みが完成する.画像のカラー情報を,その画像の濃淡成分に埋め込むことで,カラー情報を保持したJPEG濃淡画像が生成でき,JPEGカラー画像への復元も可能になる.
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小波 泰之, 山脇 和美, 野田 秀樹, 新見 道治
セッションID: 03-1A-09
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
JPEGステガノグラフィに対する攻撃としてステガナリシスがあるが,多くの研究では埋め込み法や埋め込み率を既知としており,現実的とは言い難い.そこで現実的なステガナリシスとして,埋め込み法や埋め込み率を未知とした場合の検討を行った.JPEGステガノグラフィの手法としてJsteg, F5, QIMの3手法を用いて,各手法で埋め込み法や埋め込み率を変化させて埋め込みを行った.ステガナリシスの手法として,キャリブレーションと呼ばれる手法を用いて画像から特徴量を得た後,サポートベクターマシン(SVM)を用いて識別を行った.検討の結果,異なる埋め込み法や埋め込み率を用いて識別器を作成する方法が有効であることが分かった.
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大浦 龍二, 皆本 晃弥
セッションID: 03-1A-10
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
本講演では,二重ツリー複素数離散ウェーブレット変換(DT-CDWT)と区間演算に基づくデジタル画像への電子透かし法を提案する.DT-CDWTと区間演算は,どちらにも原画像にある種の冗長性をもたらす性質がある.一般に電子透かしは,原画像の冗長部に透かしを埋め込むため,DT-CDWTと区間演算による冗長性を利用した新しい電子透かし法を開発した.本手法の有効性を示すため,透かし入り画像に,書き込み・切り取り・JPEG圧縮・JPEG2000圧縮・メディアンフィルタリング・白色ガウスノイズ付加・ごま塩ノイズ付加・回転などを行い,これらに対する耐性を確認したのでここに報告する.
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造隼 拓朗, 百冨 隆二, 松尾 政晃, 圓福 敬二
セッションID: 05-1A-01
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
核磁気共鳴現象(NMR)が見出されて以来50年、今ではNMRという手法は幅広く利用されている。現在のNMRは高磁場でのシステムであり、高性能ではあるものの、使用場所や対象への制限があったり、高磁場化に対するシールド設置や冷却によるコストが高かったりと問題も有している。一方、低磁場でのNMRに関する研究が近年開始されている。この場合には上記の問題は解決できるものの、システム感度が低下するという問題がある。このため、高感度化を目指して共振型の検出コイルを用いた低磁場でのNMR用SQUIDシステムを開発した。
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樋口 雄一, 渡邉 英樹, 松尾 政晃, 吉田 敬, 円福 敬二
セッションID: 05-1A-02
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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SQUID と磁気マーカーを用いた、超高感度な磁気的液相免疫検査法を開発している。この方法では、測定対象である抗原がポリマービーズに固定され、この抗原に磁気マーカーを結合させる。溶液中に抗原と結合したマーカーと未結合マーカーが混在するが、両者のブラウン緩和時間の違いを用いることにより、結合マーカーからの残留磁気信号のみを測定することが出来る。 今回、数種類のマーカーを用いて免疫検査を行った。そして、それぞれのマーカーの磁気特性を調査することで、この特性から免疫検査結果の定量的な評価を試みた。
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渡辺 和樹, 井上 拓郎, 柁川 一弘, 金澤 昌哉, 山田 豊, 小林 弘明, 田口 秀之, 青木 五男
セッションID: 05-1A-03
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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現在、液体水素の残量を外部から高精度、高信頼度を持って判断できる技術は確立されていない。そこで、我々のグループでは、超電導線と非超電導線を用いた新構造液体水素用液面計を提案している。この液面計は従来構造液面計に非超電導線を回路的に直列に配置したもので、超電導の発生電圧と非超電導線の差分を取ることで、高精度に液面を計測することが可能である。非超電導線は線引き加工後の未熱処理線を用いた。そして、SUSシースMgB
2線とこの未熱処理線を用いて液面計を試作し、液体水素中で動作模擬試験を行った。また、数値解析により実験結果の再現を試みた。
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榊原 崇志, 井上 昌睦, 東川 甲平, 木須 隆暢, 飯島 康裕, 斉藤 隆, 和泉 輝郎
セッションID: 05-1A-04
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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高温超伝導線材を用いた電力機器開発においては、臨界電流密度Jc及び電流-電圧特性の冪の指数であるn値が、想定される実用環境(温度、磁場)において、どのように振る舞うかを把握する必要があるが、Jc及びn値は、温度や磁場に対する依存性が強いことから、容易ではない。本研究では高温超伝導線材の電流-電圧特性の温度、磁界依存性を我々の提出しているモデリング手法により求めるとともに、そこから得られるJc及びn値の温度、磁場依存性を様々な形式にてマッピングする。これらは、任意の温度、磁場における電流輸送特性の視覚的な把握を可能とし、動作環境や線材の選定などに有効であると考えられる。
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奥村 慶太郎, 東川 甲平, 今村 和孝, 塩原 敬, 小牧 佳弘, 井上 昌睦, 木須 隆暢, 飯島 康裕, 斉藤 隆, 町 敬人
セッションID: 05-1A-05
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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現在希土類系高温超伝導(REBCO)線材の開発が進められており、応用のための細線化やマルチフィラメント化についても検討されている。このような線材加工の際には線材の二次元面内の均一性が求められる。そこで我々は、走査型ホール素子顕微鏡システムを用いた非壊での臨界電流密度分布評価手法を、より長尺な線材の評価へ対応させることを目的とし、測定速度の飛躍的な高速化に取り組んだ。その結果、36 m/hという長尺線評価にも適用可能な評価速度を達成し、マルチフィラメント線材の評価にも適用可能であることを確認した。
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川鍋 良平, 林 卓矢, 船木 和夫, 岩熊 成卓
セッションID: 05-1A-06
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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REBCO超伝導体はイットリウム、ガドリニウムなどのレアアースを用いた酸化物超伝導体である。金属系超伝導体に比べて高い臨界温度、磁場中での高い臨界電流特性を有し、実用化に向けて様々な分野での研究・開発がなされている。本研究ではREBCO超伝導テープ線材の交流損失特性を評価することで新たな線材の開発へのフィードバック、機器設計のためのパラメータの提供を目的としている。
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熊野 圭恭, 森脇 大輔, 岩熊 成卓, 船木 和夫, 林 秀美, 岡元 洋, 大熊 武, 五所 嘉宏, 和泉 輝郎, 塩原 融
セッションID: 05-1A-07
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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転位並列導体は電力機器に応用する際、大電流容量かつ低損失という要求を満たす。しかし線の途中で巻き乱れが生じると鎖交磁束が打ち消されず、遮蔽電流が流れ、転位並列導体における付加的交流損失が発生する。本講演は2本転位並列導体によるコイルにおいて巻き乱れがある場合、不均一外部磁界印加時に素線に流れる遮蔽電流が臨界電流値に達しない場合 (非飽和条件下)と達する場合(飽和条件下) における付加的交流損失特性を理論的に解明することを目的とする。尚、前回の発表に加え、今回の発表では巻き乱れによる電流の偏流を補正する方法についても考察を行った。
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桐原 裕紀, 伊藤 一成, 平山 斉, 川越 明史, 川畑 秋馬, 住吉 文夫, 平野 直樹, 長屋 重夫
セッションID: 05-1A-08
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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現在開発中の高温超伝導電力貯蔵装置(SMES)用コイルは、YBCO積層導体で巻線されたパンケーキ状要素コイルが複数個トロイド配置された構造であるため、要素コイルの巻線用導体に印加される磁界は、1ターンの間でも導体長手方向にわたって変化する。本研究の目的はこのような不均一な磁界分布が導体の交流損失に及ぼす影響を明らかにすることである。本研究ではYBCO積層導体を捻ったものに一様横磁界を印加することで導体長手方向の磁界分布を変化させ、その場合の交流損失特性を測定した。さらにこの測定結果を検討するために、捻らないYBCO積層導体の交流損失の磁場印加角度依存性も測定した。これらの結果について報告する。
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澤田 俊幸, 宇都 浩史, 富岡 章, 岩熊 成卓, 林 秀美, 岡元 洋, 大熊 武, 五所 嘉宏, 和泉 輝郎, 塩原 融
セッションID: 05-1A-09
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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酸化物超伝導線材を電力機器などの巻線や、大型超伝導マグネットなどに適用するためには大電流容量化が必要となる。現在の酸化物超伝導線材はテープ状に加工されているため、大電流容量化するためにはテープ状の素線を並列に重ね合わせて並列導体を構成する必要がある。しかし、単に積層しただけでは自己磁界効果によりそれぞれの素線に流れる電流が偏ってしまうため、適切な位置で転位を施し電流分流比を均一にしなければならない。 本研究ではYBCO超伝導テープ線材を用いて並列導体を構成し、パンケーキコイルを作成した場合に電流分流比を均一にする転位パターンや、考案した転位方法の機器適応可能性について考察を行ったので報告する。
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蔵脇 正弘, 八尋 達郎, 川嵜 基弘, 岩熊 成卓, 船木 和夫, 林 敏広, 加藤 武志, 藤野 剛三
セッションID: 05-1A-10
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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Bi-2223銀シーステープ線材の長尺化、高性能化(高Ic、高強度、低損失化)により高磁場マグネットなど超電導応用製品の開発が期待されている。高磁場HTSマグネットにおいて励減磁時における交流損失の評価はこれまでほとんど行われていないが、マグネット応用において非常に重要な課題である。本研究では、DI-BSCCOを使用した5T級の小型コイルを製作し、液体ヘリウム中でコイルの低周波数励磁時の交流損失を測定したのでその結果について報告する。
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范 叶クン, 片山 喜規, 伊良皆 啓治
セッションID: 07-1A-01
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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近年の研究により,事象関連脱同期・事象関連同期(ERD・ERS)の中に存在するガンマ帯域(40Hz前後)におけるInduced成分と呼ばれる時間的特徴が高次脳機能処理と密接に関連していることがわかってきた.しかし,Induced成分は時間・位相が変動する成分であり,検出および解析手法が未だ確立されていない.本研究では,提案されたERD・ERSの抽出で用いられるBand Power MethodをベースとするModified Band Power Method(MBPM)に着目し,さらに改良を加えた.検証実験から,改良した手法はMBPMに比べ精度よくInduced成分を抽出することができ,また,有力とされているウェーブレット変換による抽出手法に比べ短い計算時間で抽出することができた.
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西田 洋司, 高橋 宗良, 塚田 稔, 伊良皆 啓治, 櫻井 芳雄, 礒村 宜和, Lauwereyns Johan
セッションID: 07-1A-02
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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海馬は、部分的な手がかりから実験文脈の全体を補完的に想起する機能(パターン補完仮説)や、遅延期間の情報保持に重要な役割を果たしていることが示唆されている。我々は1秒間 の遅延期間中に行動を静止させる課題を訓練したラットの海馬CA1領域から、課題中の局所脳波の記録・解析を行った。CA1への入力を反映する局所脳波には、皮質由来の高周波なガンマ波と海馬CA3由来の低周波なガンマ波が存在することが知られている。我々は遅延期間中のガンマ帯域の活動が高周波帯域から低周波帯域へとシフトする現象を確認した。 本発表ではこの結果より、遅延期間中に海馬が行動再開のタイミングの予測 を行っている可能性について議論する。
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松永 淳, 大矢 崇司, 岩田 欧介, 片山 喜規, 伊良皆 啓治
セッションID: 07-1A-03
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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一日の大半を眠って過ごす新生児の生理的な動態については、NIRSの測定で静睡眠相において、Low frequency oscillations(LFOs)と呼ばれる長周期の律動的な変動を示すことが知られている。また、新生児脳波では静睡眠相に交代性脳波と呼ばれる特徴的な脳波が観測される。交代性脳波ではburstと呼ばれる高振幅脳波とsupressionと呼ばれる低振幅脳波が交互に観測されるが、その発生周期とLFOsの周期との関連が示唆されている。本研究はNIRSと脳波を用いて、LFOsと睡眠相との関連に焦点をあてた。
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佐藤 教昭
セッションID: 07-1A-04
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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心拍変動性のスペクトル解析は,医学,生体工学,スポーツ科学などの分野で現在も盛んに行われており,そのスペクトル分解手法は一般に自己回帰モデル(AR)を用いて行われる.しかしながら,ARでは真のスペクトルパワーを反映していないともいわれている.一般化調和解析(GHA)では,任意の周波数のスペクトルパワーを算出することが可能である.本報告では,MIT-BIH Arrhythmiaデータベースを用いて,ARとGHAによる心拍変動性スペクトル解析を行い,結果の違いを考察した.
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生野 貴洋, 片山 喜規, 伊良皆 啓治
セッションID: 07-1A-05
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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複数の信号が混合した信号から統計的に独立な成分を抽出する方法として、独立成分分析(Independent Component Analysis : ICA)がある。ICAは、さまざまな分野で研究がおこなわれており、音源分離や脳波解析の分野への応用が進んでいる。特に、脳波解析においては生体に起因するアーチファクトや外部電源等のノイズの除去に利用できることが知られている。本研究では、ICAを用いた脳波に含まれるアーチファクトの除去手法を提案する。ICAによって抽出された独立な成分のうち、アーチファクト成分を選択、除去し、その後アーチファクト以外の成分を用いて脳波の再構築を行う。
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後藤 和彦, 杉 剛直, 松田 吉隆, 後藤 聡, 後藤 純信, 山崎 貴男, 飛松 省三
セッションID: 07-1A-06
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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視覚誘発電位(VEP)の記録は,視覚機能の評価において一般的に用いられる.そのため記録中にVEPの特徴を詳しく把握することで,データの精度や検査の効率を向上させることができる.本研究では,VEPの特徴を実時間で評価するシステムを開発した.本システムはVEPの特徴の解析を実時間で行い,α波,筋電,瞬目といった解析に悪影響を及ぼすアーチファクトもあわせて評価している.全ての解析結果を刺激呈示直後に画面上に表示することによりVEPの特徴,記録状態の把握を行うことができる.本システムは,VEP記録に対して有効な手段になると考えられる.
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安田 雄一朗, 杉 剛直, 松田 吉隆, 後藤 聡, 白川 修一郎
セッションID: 07-1A-07
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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眠気や疲労による脳機能の低下・予防には15分から20分程度の短時間仮眠が効果的である.しかし仮眠をとった際に眠りすぎると,覚醒時に睡眠慣性が強く出現し眠気や疲労感が残る等の悪影響が起こる.そのため適切に短時間仮眠を取ることが出来る仮眠環境が重要となる.本研究では,被検者から記録した生体信号を用いることで,被検者の睡眠覚醒状態を推定し,適切な仮眠環境制御を行った.仮眠時の環境を,入眠誘導,睡眠維持,覚醒誘導,睡眠慣性減少の4段階に分け,睡眠ポリグラフ記録より睡眠覚醒状態を推定することで,適切に制御されるようにした.29名の被検者に対して行った実験によって,本方法の有効性を検討した.
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碇山 和弥, 伊賀崎 伴彦, 林田 祐樹, 村山 伸樹
セッションID: 07-1A-08
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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加齢や疾患による知的能力の低下には、短期記憶の一部であるワーキングメモリが関連していると考えられている。ワーキングメモリの評価には、遅延記憶課題が多く用いられている。われわれは、先行研究において、傾きの異なる楕円を瞬間呈示し、遅延時間経過後に描写させる遅延記憶課題を提唱した。その結果、描画図形から抽出した特徴量とワーキングメモリとの関連が示唆された。本稿では、この遅延記憶課題試行中の脳波から特徴量を抽出し、ワーキングメモリとの関連性について検討したので報告する。
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西橋 正博, 伊賀崎 伴彦, 林田 祐樹, 村山 伸樹
セッションID: 07-1A-09
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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われわれは等尺性収縮運動時における脳-筋コヒーレンスが、外部感覚刺激によってどのように影響を受けるかを調べている。先行研究において英語音声を聴覚刺激とし、その刺激を無視および意識した場合のコヒーレンスの最大値がどのように変化するかを調べた結果、刺激を無視する条件では有意な変化は見られず、刺激を意識する条件では有意な減少が見られた。しかし、刺激無視条件においてはコヒーレンススペクトルのパターンが変化する傾向が見られた。そこで本稿では、そのパターン変化の特徴について検討したので報告する。
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野田 直軌, 伊賀崎 伴彦, 林田 祐樹, 村山 伸樹
セッションID: 07-1A-10
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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近年、後天的な理由により四肢の運動機能の全部または一部を失った患者のために、その代替となる補償機器を生体信号によって操作しようという研究が盛んに行われており、その一手法として脳波を利用したbrain-computer interface(BCI)がある。本稿では、被験者に任意のタイミングで左右示指のタッピング運動イメージを行ってもらった際の脳波の変化をオンラインで特徴量化し、主にβ波帯域のパワーを利用することによって、ディスプレイ上に表示されたボールを左右に操作できるかを検討したので報告する。
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永田 員広, 伊賀崎 伴彦, 林田 祐樹, 村山 伸樹
セッションID: 07-1A-11
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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われわれは視覚刺激に対する脳波の応答から被験者が選択した刺激を推定することで意思伝達を行う「ブレイン・コンピュータ・コミュニケーションシステム」の開発研究を行っている。これまで、脳波の周波数解析により、4~8個の数字画像から被験者が選択した1個を推定可能であることを報告してきた。本稿では、ALS患者に対してより実用的なシステムを提供するために、ALS患者から要求された意思伝達項目を画像化し、ALS患者が選択しやすい呈示方法について検討・実験を行ったので報告する。
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松田 鶴夫, 山本 耕之
セッションID: 07-1A-12
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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本研究では、高齢社会を迎えて増加が危惧される脳梗塞等や脊髄損傷等に使用する「モジュール型リハ訓練装具開発」を行う。さらに、本研究開発の有用性を早急に確認する為に、臨床現場において試験運用可CPM(Continuous Passive Motion、持続的関節他動訓練器)への適用を検討する。これらを通して各種装具の最適化設計・検討と、任意な機能拡張性をもつシステム構成に注力する。将来的には、個人毎に異なる病状の変化に対応可能(電気・磁気刺激を併用可能)かつ、小型・軽量・安価で柔軟な機能拡張性を持つ下肢装具開発の基礎となる事を目的とする。
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大岩 孝輔, 塗木 淳夫, 湯ノ口 万友, 玉利 陽三
セッションID: 07-1A-13
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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磁気刺激法は,磁気刺激用コイルにパルス電流を流すことにより生じる誘導電流で,非侵襲的に神経・筋組織の刺激を行う方法であり,神経機能の評価および運動生理学の分野で用いられている磁気刺激法は電気刺激法に比べると刺激の局在性が劣るものの、コイルの形状を変化させることで局在性を改善することができる.本研究では,測定プローブを用いた測定および理論値計算を行い,コイルの形状を変化させた場合の刺激の局在性の定量化を行い,比較を行った.結果,コイルの形状を工夫することで,効率的な磁気刺激の実現の可能性が示唆された.
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飯村 伊智郎, 森山 賀文, 中山 茂
セッションID: 08-1A-01
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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Quantum-inspired Evolutionary Algorithm(QEA)およびQEA based on Pair Swap(QEAPS)は,量子ビットを模倣した表現を遺伝子に用い,ユニタリ変換で進化を繰返す,確率振幅的な組合せ探索アルゴリズムである.両アルゴリズムは,従来の遺伝的アルゴリズムと比較して,より少ない個体で,より短時間で解を発見できることが,0-1ナップザック問題を対象とした実験で確認されている.しかしながら,これらの遺伝子表現ではバイナリ型の遺伝子のみしか扱うことができない点に課題が残る.そこで本研究では,量子ビット表現を用いて整数型の遺伝子表現を可能とする表現法を提案し,整数ナップザック問題を対象とした計算機実験を通して評価する.
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岸川 直樹, 村上 義明, 川口 尚志, 篠原 武
セッションID: 08-1A-03
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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近年,動画や音楽などの多次元データを計算機で処理する機会が増えてきた.このような多次元データは我々のまわりに大量にあふれており,違法にアップロードされている動画や音楽なども多数存在する.これらのデータを検索する際には,質の劣化などにより,完全一致検索ではなく,似ているものを検索する近似検索が必要とされている.大量の多次元データを扱う手法として,空間索引構造を用いる手法がある.代表的な空間索引構造として,R-treeやM-treeなどがあげられるが,我々はこれら二つの構造を組み合わせた,MR-treeを考案した.本発表では,このMR-treeを紹介し,R-treeやM-treeと比較することで有効性を検証する.
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大野 真吾, 篠原 武
セッションID: 08-1A-04
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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蓄積された膨大なデータ中から,質問点と近似するデータを検索することを近似検索という.計算機の性能の向上により,音楽や動画などのマルチメディアデータを扱うことができるようになった。それに伴い,多次元データベースに対し高速な近似検索の必要性が高まっている.多次元データベースに対する近似検索において,R-treeやM-treeなどの階層的な空間索引構造を用いるのが一般的な手法である.本論文では,量子化した次元縮小射影を用いた近似検索の手法を提案し,その有効性を検証する.
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Kathy Thi Aung, 齊藤 真悟, 渕田 孝康
セッションID: 08-1A-05
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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In this paper, we introduce a method of space division called adaptive state spaces division with N-actions during the learning process. In the proposed method, we arrange the temporary mother points into lattice structure firstly. When we act and learn by temporary mother points, the new mother points are generated in the state space with the number of actions by the accumulation data of the state transition vector. We delete the temporary mother points in which the new points are added, and divide the state space into a number of actions subspaces.
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