抄録
自然界に存在する放射線は、アルファ線、ベータ線、ガンマ線、中性子線に分類されている。従来から、アルファ線や中性子線に対する回路の動作不良の対策は電子機器に施されている。一方、電子機器はガンマ線やベータ線が照射される環境下で動作が想定されていない。ガンマ線は厚い鉄板や鉛板でしか遮蔽できないため、ガンマ線の照射強度によっては回路の動作不良が発生することが考えられる。本稿では、ガンマ線源(コバルト60)を伝送線結合フィルタに照射させ、フィルタ特性が劣化した実験結果に基づき、伝送線結合フィルタの等価回路中のパラメータ変化について検討を行う。